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●赤レンガの煙突は酒蔵の広告塔。煙突は蔵の名前を背負って、その高さを競っているように見える。 ●酒蔵通りへは西条駅から徒歩五分。煙突の見える方向へ歩けばいい。 細い路地を歩くと、まずは大きな白壁を発見。 視界を遮るその大きさに、多くの人が驚くだろう。蔵はまるで城壁のように、ぐるりと一角を囲んでいる。 ●酒蔵の見所は蔵だけではない。かわいらしい洋館もあれば、立派なお屋敷もある。 そして、レンガの煙突たち。もっと近くで見たいけど、残念ながら、蔵の中には勝手に入ることはできない。 どうしても中が見たい人は「酒まつり」の時には訪れるといい。その日だけは無礼講。 蔵の見学だけでなく、自慢の酒も振る舞われる。ほろ酔いでの町の散策もいいだろう。 「せっかく来たのに、飲めんにゃ、楽しゅうないよねぇ」 ●観光客らしき男性が笑う。 「まつりの時に来んといけん」 ●蔵の奥からかすかに糀の香りが漂ってきた。
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絵図・ひのただし 文・ひのしのぶ
読売ライフ広島版2000年10月号掲載 (c) 2000, edit CUE 情報は2000年当時のもの |